オールドレンズで調べると必ずと言っていいほど名前を聞くのがこのレンズ。
「Helios(ヘリオス) 40-2 85mm F1.5」!
このレンズは「ぐるぐるボケ」で有名なオールドレンズです。
現代のレンズを所持しているのにも関わらず、オールドレンズ特有の写りが楽しすぎて写真の6割がHelios(ヘリオス)になってしまっています。
そんなヘリオスのレンズを作例を用いてレビューしていきましょう!
「Helios(ヘリオス) 40-2 85mm F1.5」とは?
「Helios 40-2 85mm F1.5」はロシア産のレンズなのだそう。
ボディはツルツルとした質感の金属性で、ズッシリと重いです。
F1.5でとても明るく、焦点距離85mmとポートレートに向いているレンズではないでしょうか。
注意が必要なのはオールドレンズなので操作が全てマニュアルということ。
オートフォーカスもなければ、絞りもカメラで設定できないのでレンズのリングで行います。
F値は「F00」と表示されていますね。
ヘリオスのレンズといえば「ぐるぐるボケ」
それでは私が撮影した作例を用いてこのレンズのレビューをしていきます。
有名ですが、ぐるぐるボケがすごい!
酔ってしまいそうなほどのぐるぐるボケ。
写真の中心からぐるぐるするので、被写体は中央付近に置くのがいいのかな?
かなり癖がありますが、このレンズじゃなきゃ撮れない!と感じさせてくれる写真が撮れます。
ヘリオス85mm F1.5のシャープさは?
やはり解像度では現代のレンズには敵わず…。
慎重にピントを合わせても、そこまでキレッキレとはなりません。
良く言えば「レトロな写り」ですが、悪く言えば「甘い」。
スマートフォンで見る分には気にならないと思いますが、気になる方はレタッチでシャープにしてあげるなどして対応しましょう。
シャープさを求める方は新しいレンズを選んだ方が満足できるかもしれません。
ヘリオスはぐるぐるボケだけじゃない!面白い写り!
オールドレンズは現代のレンズと比べて面白い写りをします。
ブレるようにボケたり・・・
前ボケを利用すると水彩画のような世界の写真が撮れたりします。
やりすぎると背景がごちゃごちゃして汚くなってしまったりしますが、それもまた一興でしょう。
プロカメラマンも使用している
プロカメラマンである”光の魔術師イルコ”さんもポートレート撮影で使用しています。
人物ポートレートを撮影する方は是非参考にしてください。
ぐるぐるボケを使用しての表現がとても美しいです。
デメリット。マニュアルフォーカスが大変。
シャープさが足りないとか解像度が低いとかありますが、オールドレンズにそこは求めてないのでデメリットとは思いません。
むしろ「味」だと思います。
やはりデメリットはオートフォーカス機能がないことです。
つまりマニュアルフォーカスで撮影しなければいけないことでしょう。
ただでさえシャープさがないのにピントまでずれてしまうと、もうボケボケです。
ただし、じっくりと被写体と向き合って撮影する方には大して問題にならないでしょう。
むしろオートフォーカスに任せすぎて、後で写真を見返したら微妙にピントがずれてた!なんてことはありませんので物は考えようですね。笑
「Helios 40-2 85mm F1.5」まとめ
「Helios 40-2 85mm F1.5」はこのような人に向いているのではないでしょうか?↓
逆に、このような人は撮影やレタッチを工夫しなければならないでしょう。↓
ヘリオスを使って他の人とは一味違う写真を撮ってみてはいかがでしょうか?