私が愛用しているレンズの1つ。中一光学「SPEEDMASTER 85mm F1.2」を紹介します。
このレンズは驚異的な明るさと綺麗なボケ、そして安い!ということでじわじわ話題に上がっているレンズ。
このレンズを使用して半年以上経つので、実際に使用してどうだったのか?
作例多めでレビューしていきます!
中一光学レンズ「SPEEDMASTER 85mm F1.2」とは?
「SPEED MASTER 85mm F1.2」は中国トップのレンズメーカーである中一光学の商品です。
ボディはマッドな質感の金属性で、ズッシリと高級感があります。
そして、直径:83mm(フィルター径:77mm)と大口径で、明るさはなんとF1.2と驚異的な明るさの単焦点レンズです。
注意が必要なのは操作が全てマニュアルということ。
オートフォーカスもなければ、絞りもカメラで設定できないのでレンズのリングで行います。
絞りはすぐに慣れます。
しかし、オートフォーカスが無い。
つまりマニュアルフォーカスであることが、このレンズの唯一にして最大の欠点ではないでしょうか。
中一光学レンズ「SPEEDMASTER 85mm F1.2」はボケがすごい
それでは私が撮影した作例を用いてこのレンズのレビューをしていきます。
まず、ボケが素晴らしい!
背景が溶けるようにボケます。
前ボケを入れてもいい感じです。
これらは開放で撮影していますが、丸ボケも非常に綺麗ですね。
背景をボカしつつ、被写体を際立たせるポートレート撮影には特に適しているのではないでしょうか。
中一光学「SPEEDMASTER 85mm F1.2」はシャープ
ボケばかりに目が行きがちですが、ピントがばっちりあっている所は開放でもシャープに描写します。
例えばこの写真↓
開放で撮影していますが、
ここまで拡大してみると猫ちゃんたちの毛の1本1本までしっかりと写っていることがわかります。
ちなみに絞ると
スナップも意外といけますね!
プロカメラマンも使用している
なんと!
プロカメラマンである”光の魔術師イルコ”さんも神レンズとして取り上げています。
下の画像はCanonの85mm F1.2と比較した動画。
唯一のデメリット。マニュアルフォーカスが大変
デメリットはオートフォーカス機能がないということです。
つまりマニュアルフォーカスで撮影しなければいけないことでしょう。
これが唯一の弱点であり、最大の弱点でもあります。
絞りもレンズのリングを回して調整しますが、こちらは慣れてしまえば特に気になりません。
せっかくのF1.2なので思いっきりボカしてやろうと思うのですが、そうなるとピントが紙のように薄くなります。
私は自由に動き回る猫を主に撮影しているため、マニュアルフォーカスでの撮影は非常に苦労しています。
ただし、このレビューの作例やインスタグラムをご覧になっていただければわかるように、
マニュアルフォーカスでもよっぽど速い被写体でない限り対応できます。
自由気ままに動き回る猫でも撮影できているため、人物ポートレートでも問題なく使用できるのではないでしょうか。
人物ポートレートの作例は中一光学の公式サイトでも紹介されています→http://www.zyoptics.jp/gallery/
むしろ正確にピントを合わせるようになるので、被写体とじっくり向き合って撮影したい人にはマニュアルフォーカスも特に障害にはならないでしょう。
中一光学「SPEEDMASTER 85mm F1.2」まとめ
中一光学「SPEEDMASTER 85mm F1.2」はこのような人に向いているのではないでしょうか?
- 被写体とゆっくり向き合って撮影する人
- 明るいレンズを安価で買いたい人
逆に
- 動くモノを撮影する人
動きが速い場合、マニュアルフォーカスなので覚悟が必要でしょう。
落ち着いてる猫ぐらいであれば撮影できますが、動かれると結構大変です。笑
しかし、マニュアルフォーカスが気にならないほど素敵な写真を撮ることが出来るのもこのレンズです。
一度手にとってはいかがでしょうか?